Sweet Nothing (1998) Mack Aborn Rhythmic Arts
MA 9878
  1. Dangerous (Scott Morgan)
  2. Getting There (Is Half The Fun) (Scott Morgan)
  3. Let's Do It Again (Fred Smith)
  4. Hearts (Fred Smith)
  5. Love & Learn (Scott Morgan)
  6. Heart of Stone (Jagger/Richard)
  7. Sweet Nothing (Fred Smith)
  8. Asteroid B-612 (Scott Morgan)
  9. Song L (Fred Smith)
  10. City Slang (Fred Smith)
  11. China Fields (Fred Smith, Hidden track)
大変なものがリリースされたと、初めて聴いた時思った。

デトロイト、アン・アーバーのセカンド・チャンスというクラブで1978年4月に録音されたライブである。出演場所が限られていたソニックス・ランデブーだったが、このクラブにはしばしば出ていたようである。

スコット・モーガン、フレッド・スミスの卓越したソング・ライティングとフレッドのあでやかなギターはただもう圧倒的。フレッドの書く曲はどれも不思議な哀感に満ちて、悲愴感さえ漂うリフを聴くと40代半ばにして逝ったフレッド・スミスの亡びの匂いさえする。

隠しトラックは透き通るように美しいインストラメンタルで、夫人パティ・スミスとの共作と書いてあるものも見た。デニス・トンプソンがケン・シマモトとのインタビューでフレッドは最後の頃「精神世界に入りつつあった」と語っていたのはこのあたりかとも思える幽明な響きである。なお、4曲目と5曲目の間に入っているフレッドのMCに関してはこちらをどうぞ。