Human Being Lawnmower
(May 2002)
Total Energy
3032-2
  1. Skunk*
  2. Brother J.C. Intro
  3. Motor City Is Burning*
  4. I Believe To My Soul*
  5. Looking At You*
  6. Gotta Keep Movin'*
  7. Rama Lama Fa Fa Fa*
  8. Borderline*
  9. Over and Over*
  10. American Ruse
  11. James Brown Medley
  12. I'm Mad Like Eldridge Cleaver
  13. Human Being Lawnmower
  14. What Is Zenta?
Recorded live
*Recorded live at the Grande Ballroom when Kick Out The Jams was recorded

Demo or studio recording
*Previously unreleased

トータル・エナジーのパトリック・ボワセルとジョン・シンクレアが総力を結集して編集した(と思われる)コンピレーション盤。リリースは今年の5月。そろそろ輸入盤が日本に入り始めているかもしれない。どこかでこれを見つけたら即、「買い」である。The Big Bang! と並び、MC5ファンなら必携のコンピレーション。ライブ、スタジオ録音共にMC5の荒削りなロゥ・パワーを堪能できる貴重な1枚。

まずライブ録音の音質が他のブート盤に比べて格段にいい。というのも、ライブの半分にあたる3トラックが1968年10月30・31日に行われた「キック・アウト・ザ・ジャムズ」ライブ・レコーディングからのアウトテイクである。他の3トラックも -- ロブ、ウェイン、J.C.クロフォードのMCから成る2を含めて -- 録音状態のよいものを収録している。2を除き11と12は他のコンピ盤によって既にリリースされていて、11はミシガン州スターギス州兵訓練所での録音。12は68年10月27日にグランディで録られたもので、Power TripIce Pick Slim にも収録されている。が、20分近くに及ぶこのフリー・ジャズのインプロビゼーションをキツイと感じる人はけっこういるだろう。2もバックに数十秒間聞こえる、ウェインがかき鳴らしているギターがカッコいい。

スタジオ録音のトラックのうち5曲が当盤初公開。9はフレッド・スミスによるギター1本のデモで、マイク・デイヴィスが語った通りの「陶然とする」ギターである。10と13は「滅菌消毒された」「去勢された」などの形容詞をしばしば冠されるアルバム「バック・イン・ザ・USA」に入っている曲だが、ここに収録されているバージョンは、ジョン・ランドゥーの干渉を受ける以前の貴重な録音で、MC5のパワーは健在、コンピレーション盤 American Ruse にも収録されている。

ジョン・シンクレアの詳細なライナー・ノーツがついているし、使用されている写真も全てレアでいい写真ばかりである。トータル・エナジーのウェブサイトからメイル・オーダーできる。>>>この後しばらくして、渋谷のHMVを訪れたら、たくさん置いてあった。